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さよならが目に沁みる [暮らし]

桜が咲いた。今年の桜も実に見事だ。
1年間、この日のために準備して、パッと咲いて 1週間あまりだろうか。
いつも思うことだが、桜って本当に健気で可憐。そして、美しくも儚い。
出会いと別れのシーズンに、文字通り、花を添えてくれている。

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(福岡市博多区御供所町、東長寺。3月28日 昼休みの徘徊中に撮影)

HM君は、確かぼくよりも2つ下だったと思うから、今年63だと思う。
そのHM君が退職予定だと聞いたのは、3月に入ったばかりの頃だった。
出来の悪い管理者Kの再教育を兼ねて単身赴任し、丸1年が過ぎていた。

HM君との付き合いは、かれこれもう35年ぐらい。
国立高専出らしい質実剛健タイプ。いかにも一本気で人情に篤い。
ぼくに無いものをたくさん持っていたから、年下だが学ぶところが多かった。
本当に色々とお世話になった。

電話ではとても冷静に話すことができないと思い、社内メールした。
その返信にあった一節、その言葉に驚いた。

「ここらで暫く休みたいなあ、という気持ちになりまして」

休みたいなんて・・・そんな言葉は、恐らく初めてだったんじゃないか。
そのひと言に凝縮された1年だったのだろう。
分かり過ぎて心が痛む。

              ***

今日、2019年3月31日。
たくさんの思い出が詰まった、薬院の九電記念体育館の閉館の日だ。
1970年代、色々なアーティストのコンサートで何度足を運んだだろうか。
一番記憶に残っているのは、やはりカーペンターズ。そして赤い鳥。
赤い鳥は3回ぐらいここで聴いたと思う。「赤い花 白い花」には本当に痺れた。

Kyuden_Gymnasium01.jpg
(福岡市中央区薬院、九電記念体育館。画像はwikiより拝借)

毎年、同窓会をしている福ビルも、まもなく閉館、解体工事。
時は流れ、決して立ち止まることを許してくれないんだなあ。
さよなら福ビル。さよなら九電体育館。さよなら平成30年度。

HM君からの返信メールは、彼らしいこんな言葉で締めくくられていた。
「これからの人生を頑張ります」

あゝ、さよならが沁みる。

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